「買い物に行くと、欲しいものが買ってもらえないだけで泣き叫んで動かない」
「保育園の面談で、うちの子だけ落ち着きがないと言われてしまった」
「夜泣きがひどくて、親の私まで睡眠不足でつらい…」
お子さんの癇癪(かんしゃく)で悩んでいる親御さん、このようなお気持ちを抱えていらっしゃいませんか?
自分の思い通りにならないと泣き叫んだり、地団駄を踏んだり。
上のお子さんにはそんなことがなかったのに、この子だけどうして…。
そう感じて不安になってしまうお気持ちは、私も2人の子供がいますので体験したことがあります。
「このまま大きくなって、お友達に手を出してしまったらどうしよう」
将来のことまで考えると、心配はどんどん膨らんでしまいますよね。
4歳の子供の癇癪(かんしゃく)が改善!チック・夜泣きにも効果があった小児はりの治し方
こんにちは。大阪市西淀川区佃でなかむら鍼灸接骨院を開業しています、院長の中村賢仁です。
今回は、4歳の時に癇癪・チック(まばたき)・夜泣きで来院され、小児はりの施術で改善されたK君の事例をご紹介いたします。
同じようにお子さんの癇癪でお悩みの親御さんの参考になれば幸いです。
子供の癇癪(かんしゃく)とは?4歳のお子さんに起こる原因

癇癪(かんしゃく)とは、お子さんが声を荒げて泣き叫んだり、激しく暴れたりする状態のことです。幼児期のお子さんには広くみられる行動ですが、親御さんとしては心配になりますよね。
4歳の子供に癇癪が起こりやすい理由
4歳~5歳の時期は、言葉や社会性が発達していく一方で、自分の感情をうまくコントロールする力がまだ十分に育っていない時期でもあります。
自分の気持ちをうまく言葉にできないもどかしさや、思い通りにならない場面でのストレスが、癇癪という形で現れることがあります。
自律神経のバランスが関係していることも
私たちの体には「自律神経」という、体の働きを自動的に調整してくれる神経があります。
・交感神経:活動したり緊張したりする時にはたらく神経
・副交感神経:リラックスしたり、体を休めたりする時にはたらく神経
この2つがバランスよくはたらくことで、私たちは元気に活動したり、ぐっすり眠ったりできています。
ただ、お子さんの場合はまだ神経の発達が途中の段階にあるため、このバランスが崩れやすいことがあります。
交感神経(活動する方の神経)がずっと優位になったままだと、体は常に緊張した状態が続いてしまい、イライラしやすくなったり、落ち着きがなくなったり、夜もぐっすり眠れなくなったりすることがあるといわれています。
【改善事例】4歳男児・K君の癇癪が小児はりで改善するまで

保育園の面談がきっかけで気づいた、お子さんの癇癪
K君は大阪市にお住まいの4歳の男の子。三人兄弟の末っ子です。
お母さんがK君の癇癪を強く意識するきっかけになったのは、保育園の個人面談でした。
保育園の先生から
「叱られても理解していないようだ」「お昼寝の時間に周りの子を起こしてしまう」
と指摘を受けたのです。
「今まではそんなもんだろうと気にしていなかったのですが、言われてからいろいろなことが気になるようになって…」
買い物先で欲しいものがあると、買ってもらえるまで泣き叫んで動かない。
思い通りにならないと地団駄を踏んで暴れる。
上の二人のお兄ちゃんにはそういうことがなかっただけに、K君のことが余計に心配になっていったそうです。
さらに、夜泣きもあり、お母さんご自身も睡眠不足の状態が続いていました。
家族の勧めで「小児はり」を知った
どうしたらいいか分からなかったお母さんは、まずお母さん(K君のおばあちゃん)に相談されました。
すると「あなたも子供の頃に同じような治療を受けていたんだよ」と教えてもらったそうです。
さらにお姉さんのお子さんも小児はりを受けていて、とても効果があったとのこと。
「あなたも行ってみたら?」と勧められ、小児はりで調べたところ、当院のホームページを見つけてLINEでご連絡いただきました。
初診でわかったK君の体の状態

K君を実際にみさせていただくと、いくつかの特徴がありました。
- 初めての場所でも動き回って落ち着かない
- ベッドに横になっても、もぞもぞと体を動かし続けている
- ふくらはぎをはじめ、体のいろいろなところの筋肉が硬くなっている
これらの状態から、K君の体は交感神経(活動する方の神経)がずっと優位になっている状態だと考えました。
つまり、体も神経も常に「頑張るモード」のスイッチが入りっぱなしで、リラックスするための副交感神経への切り替えがうまくいっていない。
だから落ち着けないし、夜もぐっすり眠れない。
特にお子さんはまだ神経系の発達が途中ですから、こうしたバランスの乱れが起こりやすいのです。
小児はりとは?お子さんが受けても安心な施術
「はり」と聞くと注射を想像される方も多いかもしれません。
でも、小児はりはまったく違います。
小児はりで使う鍼は、皮膚に刺さない鍼です。

先が丸かったり、扇のような形をしていたりする金属の道具を、お肌の表面にそっと当てていきます。
産毛に触れるくらいのやさしい刺激で、皮膚の表面をさっと撫でるような施術です。
当院では、江戸時代後期から約250年の歴史がある小児鍼の技法を用いています。
日本で独自に発展した伝統的な施術法で、お子さんの肌にやさしく触れることで、高ぶった神経を落ち着かせていくことを目指します。
実際に、お子さんがリラックスして眠たそうな表情になることもあり、泣いたり嫌がったりすることはほとんどありません。
小児はりをあてたことは、お子さん自身が気づかないくらい繊細なタッチで治療を行います。
K君の場合は、足裏・背中・お腹など、皮膚が硬くなっている部分を中心に、撫でるようにやさしく施術を行いました。
小児はりの効果については、日本小児はり学会が臨床研究を行っており、夜泣き児83例を対象にした研究では、4回の施術で睡眠症状(夜泣き・寝付きの悪さ・途中覚醒)に有意な改善がみられ、90.4%の親御さんが治療に満足したという結果が報告されています(谷口ら、全日本鍼灸学会雑誌、2019年)
また、世界保健機関(WHO)も小児はりについて、夜泣き・夜驚症・疳の虫・夜尿症などへの効果を認めています。
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390003825197804928
K君の施術の経過:3ヶ月で癇癪・チック・夜泣きが改善

K君には、最初の2週間は週2回(計4回)、その後は週1回のペースで3ヶ月間通院していただきました。
3回目の施術後 ― 夜泣きが気にならなくなった
まず変化が現れたのは、夜泣きでした。
施術と合わせて、お母さんとK君の寝る環境についてもお話しさせていただいたところ、3回目の頃には「夜泣きが気にならなくなった」とお母さんからご報告をいただきました。
お母さん自身の睡眠も改善されて、少しほっとされたご様子でした。
5回目の施術後 ― チック(まばたき)がおさまってきた
K君にはまぶたがピクピクと痙攣するチックの症状もありましたが、5回目の頃にはだいぶおさまってきました。
8回目の施術後(約2ヶ月)― 癇癪が落ち着いてきた
2ヶ月目に入った頃、お母さんから嬉しいご報告がありました。
「お兄ちゃんたちと一緒にいる時に、以前のようにワーッと暴れることが少なくなってきました」
買い物先での癇癪も減り、少しずつお子さん自身が落ち着いて過ごせるようになっていったのです。
3ヶ月後 ― 心身ともに落ち着き、施術を終了
3ヶ月のワンクールが終わる頃には、癇癪・チック・夜泣きのいずれもが改善し、K君は心身ともに落ち着いた状態になりました。
お母さんと相談のうえ、一旦施術を終了とさせていただき、「何かあればまたご相談ください」とお伝えしました。
K君の親御さんからいただいた声
施術後、K君のお母さんから以下のような声をいただきました。

Q. 何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)
ホームページの見やすさ、予約や相談がLINEでも対応していただけること
Q. どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
4才の子どものかんしゃく、チック症(まばたき)が心配で受診しました。
Q. 実際に受診されてよかったことを書いてください。
じっとしていなくても施術可能ということがとても心強かったのと、毎回やさしく対応して下さり、子どもも通うことが楽しみだったようで安心して診ていただくことができました。3ヵ月ほどお世話になりましたが、心身ともに落ちつき、改善されました。ありがとうございました。
お名前 I・Kさん(I・Kさんの親御さん)
性別 女性
住所 大阪市
職業 会社員
お子さんの癇癪(かんしゃく)でお悩みの親御さんへ

お子さんの癇癪は、親御さんにとって本当につらいものです。
「どうしたらいいのかわからない」
「誰に相談したらいいのかわからない」
そう感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
K君のケースのように、お子さんの体の緊張をやわらげ、自律神経のバランスを整えていくことで、癇癪やチック、夜泣きが改善に向かうこともあります。
小児はりは刺さない鍼を使った、お子さんにやさしい施術です。
K君も通うのが楽しみだったように、お子さんが嫌がることなく受けていただける施術ですので、ご安心ください。
お子さんの癇癪やチック、夜泣き、落ち着きがないなど、同じようなお悩みでお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
お一人おひとりの状態をしっかりと確認し、何がお手伝いできるか一緒に考えさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お子さんの健康と、ご家族の笑顔あふれる毎日を心よりお祈りしております。
参考文献・出典
- 谷口ら「夜泣き児83例に対する小児はりきゅう治療の効果」全日本鍼灸学会雑誌, 69巻3号, 2019年(J-STAGE掲載)
- 世界保健機関(WHO)鍼灸の適応疾患リスト
- 一般社団法人 日本小児はり学会
<監修者情報>
なかむら鍼灸接骨院
院長:中村賢仁
住所:〒555-0001
大阪府大阪市西淀川区佃3-14-6
電話:070-8332-3622
営業時間:月/火/木/金:09:00~21:00
水/土:09:00~13:00
定休日:日曜日/祝日
【監修:柔道整復師・鍼灸師 なかむら鍼灸接骨院院長 中村賢仁】
※この記事は患者様の許可を得て掲載しております。効果には個人差があります。
※お子さんの癇癪で心配な症状がある場合は、まず医療機関を受診されることをお勧めします。





お電話ありがとうございます、
なかむら鍼灸接骨院でございます。