
機能姿勢とはなにかご存知でしょうか?
一般的に言われている良い姿勢は自分に合っているものだとは限りません。
機能姿勢を知ることで心身の悩みが改善できる可能性があります。
今回は、「機能姿勢とは?」「機能姿勢の特徴ってどんなものがある?」などの疑問を解説していきたいと思います。
・機能姿勢とは?
・機能姿勢の特徴は?
の順番で解説していきます。機能姿勢の考え方について理解できるため、ぜひ一度読んでみてください。
正しい姿勢って何?

正しい姿勢とは自身が快適にいられる姿勢です。
わたしたちは日常的に良い姿勢(左右対称・真っ直ぐな姿勢)でいれば集中力の向上や健康に役に立つという知識を常識だと考えています。
しかし、実際に腰が痛い時や肩が凝った時に楽になる姿勢はどのような姿勢でしょうか。
からだのどこかに不快な部分があるときは、必ず不快な感じがなくなるように腰をかがめたり、首を傾けてみたりするでしょう。
その姿勢は綺麗な姿勢ではないことが多いと思いますが、不快な感覚は軽減します。
このように、良いと言われている姿勢が身体にとって本当に良い姿勢だとは限りません。そのとき身体が楽になる姿勢こそ「機能姿勢」です。
不快感があるのはからだの内外の不調和(ゆがみ)を感じる能力が正常に機能している証拠
わたしたちが日常で感じる痛みや不快感の多くは、からだの内外におこる不調和(ゆがみ)を感じとる自分自身の大切な能力なのです。
その能力に身を任せるだけで日常生活が驚くほど楽になるでしょう。
機能姿勢って何?

機能姿勢は見た目やからだだけでなく、精神的な問題も解決してくれる最も機能的な姿勢です。
外見はおかしく見えても身体にとっては心身共に良い姿勢であることがあるのです。
前述した様に一般的に言われている綺麗な姿勢は、実は良くない姿勢である場合があります。
この機能姿勢という考え方は、わたしの恩師の師匠でもある池上六朗氏が創案した「三軸修正法」という考えから生まれたモノです。
自分が楽にでき、心身共に効果的な姿勢と、一般的な見た目が綺麗で良い姿勢のギャップを埋める方法で最も基本になるのが機能姿勢です。
機能姿勢の特徴

機能姿勢をご紹介しましたが、実際にどのような特徴があるのか、代表的な4つの特徴について解説していきます。
わずかな動作で行える
機能姿勢はごくわずかな動きで実践できる姿勢です。
動作範囲は1㎝以下、角度は5度以下の動きでできます。
そのため、ご年配の方や体調が悪い方でもすぐに実践することができます。
たった数秒でできる
機能姿勢はたった数秒で行うことができます。
全く体力を使わず、集中力も必要ない為、仕事や家事のちょっとした合間でも行うことができます。
効果がすぐに実感できる
機能姿勢は効果をすぐに実感できます。
実施後、呼吸がしやすくなり、気持ち良いと感じることができるでしょう。
効果を実感するまで長い時間かかってしまうストレッチやマッサージが多くありますが、機能姿勢はすぐに効果を得ることが可能です。
誰でも寝たままでもできる
① 機能姿勢はすでに無意識に全員が使っている方法なため、誰でも行うことができます。
② 寝ていても起きてもできます
③ 運動神経が良いなど関係なく、子ども~高齢者まで男女関係なく実施できるでしょう。
身近にある「機能姿勢」

実はあなたも「機能姿勢」を日常で体験しています。イメージしやすいのがお腹が痛い時です。「痛い!」となった時は自然とからだを丸めますよね。これは「痛たたた!」と言いながら、自然に最も痛みに耐えられる一定の姿勢になっているのです。
この時の姿勢も「機能姿勢」です。腹痛から逃れようと自然に取る姿勢であり、この姿勢でいる時に一番痛みにも耐えられることを身体で知っているのです。

他には、実験でご自身のからだの一部をつねった時、痛いと自然にからだをねじるかと思います。この時の姿勢は、人によってかなり違うでしょう。
わたしには、「機能姿勢」によって痛みに耐えられるようになることはわかりますが、なぜ一人一人違う姿勢を取るのか、仕組みを説明することはできません。
この時の姿勢は、同じ人ならいつも同じというわけでもないのです。今日、この実験で右に身体をよじる姿勢をした人が、明日には反対に身体を捻ることもよくあります。
そして、数秒後にはまた機能姿勢が変わっていることもあります。
その時々で理由のわからないポーズである「機能姿勢」は誰でも使っています。そして私たちの日常生活と一体のものとして、あなたも意識しないで普段から使っていますから、多少の練習をするだけで意識的に使えるのです。

「機能姿勢」を取る時は、極限状態の時だけではありません。普通の状態の時の例を挙げましょう。
例えば、あなたが友人の結婚式に出席したとします。会場で一人の人の祝辞が長時間続いた場面を考えてください。その時あなたは、しばらくからだの向きを微妙に変えたりした後、辛抱強く待つことが一番楽な姿勢に自然に落ち着こうとしているはずです。一度その姿勢が定まった後、少しため息をつくかもしれませんが、しばらくはそのまま静かに話を聞いていられると思います。この姿勢が「機能姿勢」です。
ここまで、機能姿勢について代表的な特徴や考え方を紹介しました。
機能姿勢は一人ひとりが違いますので、当院ではあなたにとって最適な姿勢を見つけさせていただきます。
そして、ご自身でも機能姿勢の感覚をつかんでいただくことで、日常生活にかかっていた負担がずいぶんと楽になるでしょう。
無理に世間的に良いとされている姿勢を続けることで痛みがなかなか改善しなかったり、悪化することもあるため、今抱えている痛みを根本から改善するためには、機能姿勢を見つけることが最短のルートです。
座っている時の姿勢、立っている時の姿勢、歩き方、また、ちょっとしんどいなと感じた時に、何をどうすれば楽になるのかなどを知っておけば、気持ちも楽になります。
痛み改善への最短ルートをなかむら安楽接骨院で一緒に見つけましょう。
(柔道整復師・鍼灸師 中村賢仁 監修)
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日時: 2023年6月10日 (土) 14:30~15:30
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講師:中村賢仁(なかむら安楽接骨院)
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