慢性的な症状の改善には1回以上の通院が必要?
恒常性が症状戻りとして働いているイメージ図
慢性的な症状の改善には1回以上の通院が必要な場合が多いです。
当院では問題となる原因の解決を施術を通して行い、その結果で痛みなど症状の改善をはかります。
その場限りの痛みの改善は1回の施術で可能かもしれません。
しかし、多くの場合はまた痛みがすぐに戻ってしまい持続性や根本的解決といった面での確率は低くなります。
なぜなら、体には変化が起こると元の状態に戻ろうとする力(ホメオスタシス:恒常性)が働きます。
恒常性とは金属の形状記憶合金(けいじょうきおくごうきん)のような性質で、この恒常性が治癒力であるのと同時に症状の戻りの正体でもあると考えます。言い換えれば、慢性的な症状では「症状がある状態」が体には正常(固定化された状態)となっているのです。
目指す先は「症状がない状態」が正常(固定化された状態)になることで恒常性が本来の治癒力として働きだすことです。
当院でも、1度だけの関わりで何十年前からの症状がその後全く出なくなったという方もおられるのも事実です。しかし、確率的に固定化された状態を変化させるには時間がかかるということが現実的な見方です。
そして、症状を持っている時間が長ければ長いほど変化には時間がかかることが多いですし、来院回数が増すほど固定化された症状が変化する確率は上がります。
もちろん通院を強制することはありませんが、継続通院をご希望の場合はあらかじめ向こう2週間のスケジュールを把握されて来院していただくことをお願いしております。
お電話ありがとうございます、
なかむら鍼灸接骨院でございます。