病院で治らない足の甲の痛みが3週間で軽減!骨折後も続く足の痛みの原因と治し方

骨折は治ったはずなのに、足の痛みが治らない

「骨折してギプスを外したのに、まだ足が痛い」

「病院では『骨はついている』と言われたけど、歩くと痛む」

「足の甲を触ると、なんだか感覚がおかしい」

そんなお悩みを抱えていませんか?

骨折後、病院でレントゲンを撮って「骨はもう大丈夫ですよ」と言われたのに、歩くたびに足が痛む。

そんな状態が続くと、「このまま治らないんじゃないか」「仕事に支障が出てしまう」と不安になりますよね。

実際に、骨折後の足の痛みが治らないというご相談を伺うこともありました。

病院で治らない足の甲の痛みが3週間で軽減!骨折後も続く足の痛みの原因と治し方

 

 

こんにちは、大阪市西淀川区佃でなかむら鍼灸接骨院を開業しています、院長の中村賢仁です。

今回は、バイクで転倒して左足の甲を骨折し、病院で治療を受けたにもかかわらず痛みが続いていた42歳男性が、3週間で足の痛みを気にせず仕事に復帰された事例をご紹介いたします。

 

足の甲の痛みとは?骨折後に痛みが続く原因

 

 

足の甲には、たくさんの小さな骨と関節があります。

歩いたり走ったりするたびに、これらの骨と関節が連動して動くことで、スムーズな動きが可能になっているんです。

 

骨折後に足の痛みが治らない原因

骨折してギプスで固定すると、骨自体は治っていきます。

しかし、固定している間に以下のような問題が起こる恐れがあります。

1. 関節の硬さ

ギプスで長期間固定されることで、足の甲にある小さな関節が硬くなってしまいます。

骨がついても、関節が動かなければ、歩くたびに痛みを感じてしまうんです。

2. 皮膚や筋肉の硬さ

固定されている間、皮膚や筋肉も動かないため、硬くなってしまいます。

皮膚が硬くなると、触った時の感覚がおかしくなったり、過敏になって触れるだけで気持ち悪く感じたりすることもあります。

3. 血流の低下

動かさないことで血流が悪くなり、「片方の足だけ冷たく感じる」という症状が出ることもあります。

4. 体全体のバランスの崩れ

痛い足をかばって歩くことで、股関節や腰など、他の部分にも負担がかかってしまいます。

ドキッとされた方いらっしゃいましたら、申し訳ありません。

ですが安心してくださいね。

これらの原因に対処することで、足の痛みを軽減できる可能性があります。

 

病院では「骨は大丈夫」と言われたのに痛みが続く理由

病院でのレントゲン検査では、骨の状態を確認することができます。

「骨はついています」「骨には異常ありません」と言われると、安心する反面、「じゃあなぜ痛いの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

実は、レントゲンでは骨の状態は分かりますが、関節の動きや皮膚・筋肉の硬さ、血流の状態までは分かりません。

つまり、骨が治っていても、その周りの組織が回復していなければ、痛みが続いてしまうということなんです。

病院で「もう大丈夫」と言われたのに痛みが治らないという場合、骨以外の部分に原因があることが多いんです。

 

 

Yさん(42歳男性)の事例:骨折後の足の甲の痛みが3週間で軽減

今回ご紹介するYさん(42歳男性、大阪市在住、会社員)は、左足の甲の痛みで当院に来院されました。

Yさんが抱えていたお悩み

Yさんは郵便局で配達のお仕事をされています。

もともとは別の症状で当院に通われていたのですが、治療期間中にバイクで転倒し、左足の甲を骨折されてしまいました。

病院でギプスによる固定を受け、骨自体はついたのですが、以下のような症状が続いていました。

・歩くと左足の甲が痛い:配達の仕事で歩くたびに痛みを感じる

・左足だけ冷たく感じる:寒い時期だったこともあり、左足だけ感覚が違う

・触ると気持ち悪い:足の甲を触ると過敏になっていて、不快感がある

・かばって歩くことで他の部分も痛くなる:股関節や腰にも痛みが出てきた

配達のお仕事では、毎日たくさん歩かなければなりません。

足の痛みがあると仕事に支障が出てしまうため、Yさんはとても困っていらっしゃいました。

 

当院との出会い

Yさんは、インターネットで当院を見つけてくださいました。

ご自宅が近かったことと、Googleマップの口コミを見て、当院に来院することを決めてくださったそうです。

 

初診時の状態

Yさんの足を検査させていただいたところ、以下のような状態が確認されました。

・関節の硬さ:足の甲の骨を一つ一つ動かしてみると、健康な右足と比べて明らかに動きが硬い

・皮膚の硬さ:皮膚がガサガサしていて、触った感じも硬い

・感覚の過敏:触れると気持ち悪いという過敏な状態

・体の歪み:痛い足をかばって歩いていたため、体全体のバランスが崩れている

病院では「骨は大丈夫」と言われていましたが、骨以外の部分にこれだけの問題があったんです。

 

 

当院での施術内容:足の痛みへのアプローチ

Yさんの足の痛みを軽減するために、以下のような施術を行いました。

1. 関節の動きを取り戻す

まず、固まっている足の甲の関節を一つ一つ丁寧に動かしていきました。

足の甲には小さな骨がたくさんあり、それぞれが関節でつながっています。

ギプスで固定されている間に硬くなったこれらの関節を、少しずつ動くようにしていったんです。

2. 皮膚と筋肉を柔らかくする

皮膚が硬くなっていると、その下の組織も動きにくくなります。

皮膚を優しく動かしながら、スムーズに滑るように調整していきました。

3. 体全体のバランスを整える

痛い足をかばって歩いていたため、体全体に歪みが出ていました。

この歪みを整えることで、まっすぐ足をつけるようにしていきました。

左足だけでなく、股関節や腰の調整も行いました。

4. 微弱電流治療器の活用

感覚がおかしくなっている部分や、硬くなっている部分に微弱電流治療器を使用しました。

微弱電流は、血流を良くし、損傷した組織の回復を促す効果が期待できます。

Yさんには、診察をお待ちいただいている間にご自身でローラー型の端子を使ってコロコロと当てていただくこともありました。

 

 

施術の経過:3週間3回の施術で配達の仕事に復帰

 

Yさんには、約3週間の間に3回(週1回程度)通院していただきました。

1回目の施術後

関節を動かし、皮膚を柔らかくする施術を行いました。

まだ痛みは残っていましたが、「少し楽になった気がする」とおっしゃっていました。

2回目の施術後

体の歪みを調整し、微弱電流治療器も併用しました。

歩く時の痛みが軽減してきました。

3回目の施術後

「配達の仕事でも、足の痛みが気にならなくなりました」という言葉をいただきました。

病院で「骨は大丈夫」と言われたのに痛みが続いていた足が、3週間で仕事に支障がないレベルまで回復されたんです。

 

ご自宅でできるセルフケア:歩行器具の活用

Yさんには、施術に加えて、ご自宅でのセルフケアもお伝えしました。

足を温める

冷えは血流を悪くし、回復を遅らせてしまいます。

毎日お風呂にしっかり浸かって、足を温めていただくようにお伝えしました。

 

靴の履き方に注意する

足の甲が過敏になっていたため、靴が当たると痛みを感じていらっしゃいました。そこで、以下のことに気をつけていただきました。

・先が細い靴は避け、ゆとりのある靴を選ぶ

・靴紐は足の甲の部分を緩めに結ぶ(脱げない程度に)

・足の甲に圧迫がかからないようにする

 

歩行器具(サンダル)の活用

足の裏にはアーチ(土踏まず)があり、このアーチが正常に機能することで、足の骨が正しい位置に保たれます。

Yさんには、足のアーチを整える専用のサンダルを活用していただきました。

このサンダルを履くことで、足の骨が正常な位置に戻りやすくなり、回復が早まったと考えています。

ぜひ、足の痛みでお悩みの方は、上記のセルフケアを1ヶ月ほど日常生活に取り入れていただけますと幸いです。

 

Yさんの現在の状態

現在、Yさんは足の痛みをすっかり忘れて、配達のお仕事を続けていらっしゃいます。

今は月1回程度、体のメンテナンスのために通院されています。

最初の来院きっかけだった耳鳴りも、今では気にならなくなったとのことです。

 

Yさんからいただいた患者さんの声

施術後、Yさんから以下のような声をいただきました。

Q. 何が決め手で院を受診されましたか?(院を選んだ理由など)

インターネットで知りました。

Q. どのような症状にお悩みで院を受診されましたか?

足の痛みです。(左足の甲)

Q. 実際に受診されてよかったことを書いてください。

とても丁寧にみていただき、家でもできるセルフケアも教えて頂きました。

相談も色々とのって頂きました。

 

お名前 K.Y

性別  男性

年齢  42

住所  大阪市

職業  会社員

 

「相談も色々とのって頂きました」という言葉が印象的です。

痛みだけでなく、仕事への不安なども含めて、しっかりとお話を聞かせていただきました。

 

骨折後の足の痛みでお悩みの方へ

「病院で骨は大丈夫と言われたのに、まだ痛い」

「このまま治らないんじゃないかと不安」

「仕事や日常生活に支障が出ている」

そんな風にお悩みの方がいらっしゃいましたら、一度ご相談いただけますと幸いです。

骨折後の痛みが続く原因は、骨だけでなく、関節の硬さや皮膚・筋肉の状態、体全体のバランスなど、様々な要因が考えられます。

病院での治療を受けても良くならなかった痛みに対して、何かお手伝いできることがあるかもしれません。

お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆様の健康と笑顔あふれる毎日を心よりお祈りしております。

【監修:柔道整復師・鍼灸師 なかむら鍼灸接骨院院長 中村賢仁】

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