ゴルフ後の腰痛をマットレスやコルセットに頼らず腰痛を解消する方法

「ゴルフをすると腰や背中が痛くなる」
「ゴルフの練習の後に背中の筋肉がつりそうになる」

 

こんなお悩みは、ある方法で解消できる可能性があります。

 

ゴルフ後の腰痛をマットレスやコルセットに頼らず腰痛を解消する方法

こんにちは、大阪市西淀川区佃でなかむら鍼灸接骨院を開業しています、中村賢仁です。

 

当院に来院なさる患者さんより

 

「ゴルフの練習後は腰が痛くなる」

「ゴルフのスイングを繰り返すと、背中が引きつる」

 

といったご相談を受ける機会があります。

 

当院の患者さんもたくさんの方がゴルフを楽しまれています。

 

そんな楽しみが腰痛のせいでできないなんて、辛いことだと思います。

 

ですので、この度のブログではゴルフの練習やラウンドに行くと腰痛がする時の改善方法についてまとめました。

 

 

もし、ゴルフの練習やラウンドに行った後に腰痛が起こる。

あるいは、腰痛のせいでゴルフを楽しめていない。

 

そんなお悩みがある時には、このブログがお役に立てると考えています。

ぜひ、最後までお読みください。

 

ゴルフ後に腰痛が起こる２つの原因

本来、私たちは怪我をしたり、風邪をひいたりすると自然と治る働きがあるにも関わらず、どうしてゴルフ後の腰痛は治らないのでしょうか？

ゴルフ後の腰痛でお悩みの患者さんを検査させていただくと、皆共通していることがありました。

 

それは、腰周りや背中の筋肉が硬くなっていることでした。

背中や腰周りの筋肉が硬くなることで腰痛が起こる２つの理由をまとめています。

 

ゴルフ後の長引く腰痛を解消するには呼吸機能の改善が大切

 

ゴルフ後の腰痛が長引く時には背中や腰回りの筋肉が硬くなると共に、お腹の筋肉までも硬くなるケースがあります。

 

背中や腰、お腹の筋肉が硬くなることで、呼吸が制限されることになるのです。

人は呼吸をする時に、胸部やお腹が風船のように膨らみ、息を吐く時に縮むようにできています。

ですが、背中や腰、お腹の筋肉が硬くなることで、お腹や背中の動きが制限されることになります。

 

例えるなら風船のゴムが硬くなって空気が入っても膨らまないような状態になっているということです。

 

呼吸の制限が起こることで、酸素が体にうまく取り込めない状態を引き起こすことがあります。

 

例えば、マスクをつけて歩いたり走ったりすると、呼吸が乱れたり息がしづらくなった体験はないでしょうか？

 

マスクを一枚つけるだけで、酸素の取り込みを阻害し、体は疲労しやすくなるわけです。

背中や胸、お腹の筋肉が硬くなり、呼吸が制限された状態は、マスクを何枚も重ねて生活をする状態と似ています。

そんな状態でゴルフをすると、腰痛になったり疲れやすくなったり、体の節々に痛みが出るといった状態を引き起こすことになります。

 

ゴルフ後の腰痛を解消するには血の巡りがポイント

 

私たち人間の筋肉の間には血管が走っています。

血管の中には酸素と栄養を豊富に含んだ血液が流れています。

血が流れることで全身に酸素と栄養を供給しているわけです。

 

ですが、筋肉が硬くなると、血管に圧迫されるストレスがかかることになります。

これは水を撒く時に使うホースとよく似ています。

ホースを踏んづけると、水が流れにくくなったり、水が止まったりしますよね。

硬くなった筋肉が血管にストレスをかける状態は、ホースを踏んづけたような状態と似ています。

 

こうなると筋肉に栄養や酸素が行き届かなくなり、筋肉に栄養不良が起こりやすく、腰痛や筋肉の引きつりが起こることになります。

 

ゴルフ後の腰痛に効果のあるおすすめの治し方

 

当院に30代男性の患者さん（以下Mさん）が来院されています。

Mさんはゴルフがとても好きで、週2回はゴルフをされていらっしゃったのです。

しかし、ゴルフ後は必ずと言っていいほど腰痛に悩まされておられました。

色々と対処法を試したものの、一向に腰痛の改善が見られず、当院へ来院されました。

お話を伺うと

 

「ゴルフの練習後は背中が突っ張って腰が痛くなる」

「腰から背中の辺りの筋肉が引きつる」

 

といったお悩みを教えてくださいました。

そこで、当院の施術とともに、ある対処法をお伝えしたところ、ゴルフ後の腰痛が徐々に改善したのです。

 

この度、施術とともにMさんに取り組んでいただいたことを対処法としてまとめました。

 

同じようにゴルフの練習やラウンドを回った時に腰痛になるときは、このブログの対処法を取り組んでみてください。

 

ゴルフ後の腰痛を解消する3つの対処法

 

ゴルフ後の腰痛を解消する3つの対処法を紹介させていただきます。

 

１．入浴がゴルフ後の腰痛を改善に導く

Mさんには、お風呂にゆっくり浸かるようにご協力いただきました。

お風呂に浸かることで体が温まり、硬くなった筋肉はほぐれ、全身の血の巡りが活性化します。

さらに、心身ともにリラックス効果を促せます。

リラックスすると、睡眠の質も高まり、腰痛の回復を加速することが可能です。

 

２．ゴルフ後の腰痛におすすめのストレッチ

 

2つ目は硬くなった筋肉や動かなくなっていた関節を動かすストレッチです。

 

ストレッチの方法は

①　伸ばしたい側の手を壁や塀、ドアノブでもいいので引っかけます。

②　右足を50cmほど後ろに引きます。

③　脇腹が引き伸ばされるような感覚になると思います。

④　そこからさらにお尻を後ろに10cmほど引くと、さらに脇腹が引き伸ばされます。
その状態で3秒間かけて息を吸ってください。息を吸うことで脇腹がさらに引き伸ばされます。

⑤　そこで3秒間、呼吸を止めます。3秒経ったらゆっくりと息を吐いて体勢を戻してください。

※血圧が高い方や呼吸を止めてしんどい方は、呼吸を止めずに息を吸って吐いてを繰り返してください。

このストレッチは朝昼晩1日3回、左右5回ずつ行ってください。

1回あたり5秒間かけて行うことをおすすめします。

 

このストレッチに取り組むことで背中や腰、お腹の筋肉をほぐすことが可能です。

その結果、胸や背中が柔軟になり、酸素の取り込みを促せます。

ゴルフのスイングの際、体をひねる動作には肋骨や背中、腰まわりの動きが関わってきますので、体が動きやすくなるとゴルフのパフォーマンスの向上も期待できます。

 

3．ゴルフ後の腰痛を解消するためには腹筋を刺激すること

 

ゴルフ後の腰痛を解消するためには腹筋を刺激することがポイントになります。

 

お腹の筋肉には、深部の筋肉と表面の筋肉があります。

長い間腰痛を起こしている方は、お腹も硬くなっていることが多いです。

そして、腰痛の方は表面の筋肉が硬くなって、中の筋肉がうまく働いていない状態になっています。

 

お腹の深部にある筋肉を縮めることで、体の表面の筋肉を柔らかくできます。

深部の腹筋を刺激する方法は以下の手順で行ってください。

 

①　椅子に楽に座っていただきます。

②　両手でおへその横5㎝ぐらいに指先がくるような形で横に手を置きます。

③　息を3秒かけて吸って、6秒かけて息を吐きながら体を丸めていきます。その時に手がお腹に入るような形で丸めていきます。

④　息を吐き切ったら、息を吸いながら体を戻します。この時にお腹の中の筋肉が活性化されますので、お腹の中の筋肉が熱く感じたり、ぎゅっと縮むような感じがあればバッチリです。

この方法も朝昼晩3回行ってください。

呼吸をする時は、吸う時よりも吐く方を１：２の割合で長くしてください。

 

この度の対処法をすることで表面の筋肉を緩めることができ、深部の筋肉を活性化させることができます。

 

ゴルフ後の腰痛を解消する対処法が文章でわかりにくい時は、こちらの動画をご覧ください。