腰痛の原因はストレスと深い関わりがある理由:治し方を公開

「職場に行くとなぜか腰痛がひどくなる」

「腰痛で整体に行くとストレスが原因かもしれないと言われました」

 

こんなお悩みがある時には、このブログがお役に立てると考えています。

 

腰痛の原因はストレスと深い関わりがある理由:治し方を公開

こんにちは、大阪市西淀川区佃でなかむら安楽接骨院を開業しております、中村賢仁と申します。

 

この度のブログでは当院に来院なさる患者さんからも、度々相談を受ける

 

・腰痛がなかなか治らない

・腰痛に加えストレスも抱えている

・ストレスを抱えると腰痛まで起こる

 

といった腰痛とストレスによるお悩みの治し方を書かせていただきました。

 

 

でも、どうして精神的ストレスは腰痛と関係があるのでしょうか?

 

色々と調べたことをブログにまとめました。

 

「職場や家庭でストレスが溜まると腰痛がひどくなる」

「精神的なストレスを抱えてしまうと腰痛を併発してしまう」

 

といった症状でお悩みでしたら、このブログを見ていただくことで、腰痛とストレスのケアが身につきます。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

腰痛の原因はストレスと関係がある理由

このブログを作成したことには理由があります。

ある日、当院に介護職をされている60代の女性患者さん(以下Aさん)が来院されました。

 

Aさんにお話を伺うと

 

・職場でのストレスがすごい

・仕事が終わる頃には背中から腰まで痛くなる

 

ということを教えてくださいました。

他の医療機関では「あなたの痛みはストレスが原因かもしれない」という指摘を受けたようです。

Aさんは腰痛に対して、湿布やコルセットを試したものの一向に改善することなく、藁をもすがる思いで当院に来院なさいました。

 

Aさんのお体を診させていただくと、背中が滑らかに動かない状態でした。

背中の筋肉もカチカチに硬く、呼吸も浅くなって息を吸うこともままならない状態で、とても苦しそうにしていたのを覚えています。

 

では、なぜ背中の筋肉が硬くなったり、背骨が柔軟に動かなくなったり、呼吸が浅くなってしまうと腰痛が起こるのでしょうか?

 

それを解説していきます。

 

 

教えてこの痛みの原因!ストレスによって腰痛が長引く原因

 

 

私たち人間の体は私たち人間の体は精神的なストレスを受けると脳の扁桃体というところが活動する反応が起こります。

扁桃体が活動すると、心臓の拍動が速くなる反応が起こります。

この活動が長引くと、体は興奮状態となり痛みに対して過敏になってしまいます。

扁桃体は母性の中枢とも呼ばれています。ですので、男性よりも女性は扁桃体による体の影響を強く受けやすい傾向があります。

 

ですので、人間関係で問題を抱えたり、環境が変わることでストレスを感じると扁桃体の活動が活発になるため、痛みを引き起こしやすくなる傾向があるのです。

 

ストレスが腰痛と深い関わりがあるのはこのためです。

 

脳はおよそ1.2キログラムの容量しかないに関わらず、体のエネルギーの4分の1を消費します。

そして私たち人間のエネルギーの源(ATP)は、呼吸によって取り込んだ酸素と、食事によって摂取した栄養から作られます。

 

Aさんの体を検査させていただくと、腰痛が起こる2つの大きな原因がわかりました。

 

ストレスが原因の腰痛を治すには呼吸がポイントになる

 

腰痛の原因の一つ目は、背中の筋肉が硬くなり、背骨が柔軟に動くことができず、呼吸が制限されていたことでした。

 

突然ですが、呼吸のメカニズムを理解するために風船をイメージしていただけないでしょうか。

 

風船は柔らかいゴムでできています。

空気を入れることで伸びたり、しぼむと縮んだりします。

人間の体も風船と同じようにできていて、背中の筋肉が硬くなったり、背骨が柔軟に動かなくなると息を吸った時に空気が入らなくなります。

 

すると、うまく息が吸えなくなって呼吸が浅くなります。

 

怒っている方を想像してみてください。怒っている方って息が荒くて呼吸も浅くなっていますよね。

人は呼吸が浅くなってしまうとストレスを感じやすい状態になります。

 

そして、ストレスがかかると脳に負担をかけ、痛みに過敏になるというサイクルが起こることになります。その結果、腰痛が治りにくい状態になっていたのです。

 

ストレスが原因の腰痛を治すには血の巡りがポイントになる

 

人は心臓から血液を送り出して全身に巡らせています。

 

血液の中には栄養や酸素が豊富に含まれており、全身にエネルギーの源となる酸素と栄養を運んでいます。

 

ですが、背中の筋肉が硬くなると、筋肉内を通る血管に悪い刺激を与えることになり、血の巡りが悪くなってしまいます。

 

ほら、水を撒く時に使うホースをイメージしてみてください。

 

筋肉が硬くなってしまうと、血管の中を流れている血液がホースを踏んづけたような状態になってしまいます。

 

ホースを踏んづけた時に水が出にくくなるのと同じように、血管の中を通る血液もうまく流れなくなってしまいます。

 

そうなると、栄養や酸素がうまく運べなくなります。

 

腰や背中の筋肉が硬くなることによって、腰や骨盤、背中に酸素と栄養の供給が阻害されることとなり、腰痛が起こりやすくなります。

 

上記2つの要因が腰痛とストレスが深い関係にある原因になります。

 

 

ストレスと関わりの深い腰痛の治し方を初公開!

 

この度のAさんにはあることをしていただいたところ「すごく腰痛が良くなった」という報告をいただきました。

 

取り組んでいただいた対処法を3つ紹介させていただきます。

 

1 ストレスによる腰痛を解消するにはお腹がポイント

 

1つ目の方法は仰向けで寝ていただき、お腹を温めながら深呼吸をしていただきました。

① まず仰向けで寝ていただきます。

② 手のひらを5秒ぐらい摩擦で温めます。

③ 温かくなった状態でお腹に直接触っていただき、鼻から息を3秒吸って6秒かけて吐く。

 

これを3セット、朝と晩の2回行っていただきました。

 

この方法を取り組むことで、お腹の奥にある大腰筋(だいようきん)という筋肉に刺激が入ります。

 

そして大腰筋に繋がる横隔膜という呼吸と深く関係している組織が、柔らかく動くようになります。

大腰筋と横隔膜を刺激することによって、呼吸が深く入り、酸素と栄養を取り込めるようになります。

また、呼吸が楽になることでストレスを感じている状態が落ち着き、体の緊張が軽減し、腰痛を和らげる効果を促せます。

 

2 ストレスによる腰痛は背中の筋肉へのアプローチで治す

 

2つ目は硬くなった背骨を柔軟にする体操をお伝えしました。

① 仰向けで寝ていただき、膝を抱えるように腰を丸くします。

② その状態でゆっくり呼吸をしながら15秒丸くなっていただきました。

 

そうすることで腰周りの筋肉と背骨に柔軟性がつきます。

その結果、血の巡りが良くなり、栄養が腰や背中にしっかり届くようになります。

こちらのストレッチはお風呂から上がった後と寝る前の1日2回取り組んでいただきました。

 

3 ストレスによる腰痛を治すためには呼吸が鍵になる

 

3つ目は日常生活でも呼吸を意識していただきました。

忙しく仕事をされていると、呼吸することを忘れがちになってしまいます。

気付いたら息を吸ってしっかり吐く(深呼吸)ことに取り組んでいただきました。

 

日頃から深呼吸を取り入れることで、普段浅くなっている呼吸がしっかりできるようになり、栄養や酸素が体に巡るようになります。

 

呼吸が楽にできるようになると、ストレスの軽減にも繋がります。

文章でわかりにくいときにはこちらの動画をご覧ください

ぜひ、この度ご紹介した3つのことを試してみてください。

 

ストレスや腰痛にお悩みでしたらお早めにご相談ください

 

ストレスや腰痛でお悩みだったAさんは1ヶ月間で5回の施術と、上記3つの方法を取り組んでいただいた結果

 

・体が楽になり仕事終わりの腰痛が気にならなくなった

・ストレスを感じにくくになった

・抱えていたストレスが解消され、職場での些細な出来事が気にならなくなった

 

ということを教えてくださいました。

 

長引く腰痛やストレスを感じていたら、上記3つの方法がお役に立つと考えています。

 

もし、今回の対策をしてもなかなか改善しない場合は、別の原因があるかもしれません。

そんな時は当院までお早めにご相談ください。

 

最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

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【監修:なかむら安楽接骨院院長 柔道整復師・鍼灸師 中村賢仁】

なかむら安楽接骨院